「さあ今年も元気にGKDを始めましょーーーー！」
　などと夏休みのラジオ体操のような始まり方をしている場合ではないのである。うちのGuestBookやBlogを見ている人なら知ってのとおり、おいらは田舎に帰ることになってしまったのであります。まあ、いわゆる一つの家庭の事情ということなんですね（←ちゃんと長嶋さんの声で読むこと。プリティ長嶋は禁止）。

　引っ越しは週末の日曜日。そんなわけで、現在のGKD総本山での駆逐活動もあと数日となってしまったですよ。
　今、必死こいて荷造り中なのであります。もちろんあちこちに仕掛けたホイホイも撤去しているのであります。ちゃんと中にヤツらがかかってないことを確かめながらね。

　写真左の本棚の足下は以前からGがよくかかっていた所だ。そこのホイホイをのぞいてみたら、G以外のいけない物がかかってましたよ。カマドウマ（幼虫）。1cm程度のだけどさー。なん〜じゃここの部屋は？！　やっぱり根本的にどっか隙間が空いていないかい？

　そして写真の赤丸の所、エアコンの上に仕掛けておいたホイホイにはこちらも体長1cmのG幼虫がかかっていたですよ。

　そんなこんなで、最後の最後まで見せ場作っちゃってくれてますな、うちの部屋は。最後、引っ越しの日に荷物を運び出した後、もう数匹、ヤツらの死体が出てくるんじゃないかとワクワク、ドキドキ、イライラ、ムカムカ、ブツブツ、クドクド、ゲロゲロ、パニョンパニョンしているところですよ。せめて生きて出てこないでね。お願いだから引っ越し荷物と一緒に実家にまで着いてこないでね。たのむから！！

　引っ越しに際して、いろんな物を処分してるんですよ。その中に、いつぞや２個買って１個しか使わなかったバルサンがあったんですよ。こんな物実家に持って帰っても使う機会がないんで、最後の最後に、天井裏に仕掛けてやろうと思ってるですよ。そうしたら次に入ってくる入居者が少しは安心して暮らせるんじゃないかと思うですよ。なんて優しいTANGO総統ですよ。もう、この「〜ですよ」っていう文体、うざくなってきたからやめるですよ。

　ところで、俺がGがめったに出てこない実家に帰っちゃったら、GKDはどうなるんでしょうねぇ？

　とうとうこのゴキブリハウスともお別れする時がやってきた。思えば７年だか８年の間（ちゃんと調べろよ）、毎年ヤツらとの戦いだった。この狭い部屋のいったいどこにそんな侵入経路があったのか、いまだに謎である。

　さて、前述のとおりバルサンの余りが１個あったので、最後の最後に天井裏に仕掛けていくことにした。時間は4月3日の午前4時半。天国の扉…もとい天井裏のフタはユニットバスの天丼…もとい天井にある。

　フタを開けると、体長3mmばかりなるGの死体が洗面台に降ってきた。やはり天井裏はヤツらの住処なのだ。
　俺はバルサンに点火（って言っていいのか？）し、天井裏で噴射した。たちまちのぼる白い白煙。馬から落ちて落馬して、頭痛が痛くなりそうな悪臭の臭いがしてきたのでフタを閉める。松子と…もとい待つこと２分、すっかり噴射し終わった容器を処分し、作業終了。これですべてのゴキブリ駆逐作業が終わった。

　なお、ロフトを片付けた際、壁と床の接点に、これまた体長2mmばかりなるGの死体が埋まるようにして朽ち果てていた。隙間は1mmあるかないかなのだが、この程度のヤツだったら通り抜けられそうである。もしかしたらうちに出た多くは、最初からいたでかいのが駆逐された後は、天井裏で生まれ、こうした壁のわずかな隙間から侵入し、部屋の中で成長していったのではないだろうか。近年成虫をほとんど見かけないのは、幼虫のうちにホイホイで逮捕してしまったからなのだろう。しかしこんな小さな隙間、普通大丈夫だと思うよね。恐ろしいことである。
　最後の最後まで考えさせられるゴキブリ駆逐作業であった。

　翌朝、雨の予報だったのに朝からいい天気で、引っ越し作業も快調に終わった。実家で荷物を積みおろし終わったとたんに雨が降ってくるという運の良さ。
　これも日頃の行いがいい証拠。部屋に段ボールを運び、フタを開けると、中から黒い物体が不器用に羽ばたき、俺の顔に向かって………ぎゃあああああああああああああ。

GKD Fin?（最後、フィクションもあり）

ただいま〜！

　誰だ、待ってましたって思ったやつ！？
　いえね、宇都宮の実家に帰ってきたんですけどね、こっちでも出たんですよ、Gが。黒い悪魔が！

　夕食後、居間で病気になった猫を「かわいそうなヤツ…」と看病してたら、視線の先に黒く動くものが！　こっちは東京と違って緑も多いし、アリとか蛾とか、カナブンみたいなちっこい虫とかが部屋の中に入ってることはよくあることなんだけど、今回は残念ながら違ってしまったのだ。

　体長2cmばかりなるクロゴキの成虫が壁際の床を這っていたのだ。そりゃあいきなりの再会（？）にちょっと慌てたさ。でも東京から持ってきたゴキジェットがあったはず！？　そうだ、外の縁台の上に置いてある！　あ、猫のシロちゃんが興味津々で近付いてきたぞ！　そんなものさわったら一生エンガチョだぞ！

　シロちゃんを台所に閉じ込め、逃げられる前にと急いで外からゴキジェットを取ってきてプシュ〜！！　やっぱりゴキジェットは効くね。あっという間に笑点…もとい昇天した。
　いつものようにコンビニの割り箸でつまんで捨てようと思ったが、コンビニ弁当なんかこっちじゃ食べないのだ。そのかわり寿司の出前の時にあまった割り箸があった。ゲ、竹の割り箸でやんの。こんな高級そうなものもったいない。でもまあ他にないんでそれでつまんでティッシュにくるんでゴミ箱にポイしましたですよ。

　それにしてもどっから出たんでしょうなあ。また恒例の侵入経路探しですよ。てぇか、俺の知ってる限り、この家でGが出たのは今回で４回目かな。築25年で４回だったら、多分ノラゴキが侵入してきただけだよね？　まさか縁の下に巣なんて出来てないよね？

　おそらくは近所で発生したやつが紛れ込んだと思いたいんだけど、一匹見かけたら500億兆万匹はいると思えと言われる（言われてない、言われてない）Gのことだから、食器戸棚とかにフンがないかどうかとか、いろいろ注意しなきゃ。
　それにしても、母が入院して俺が家事をやり、猫が一匹ひどい病気にかかってひん死になってその看病でただでさえ忙しいのに、Gとまで戦わなきゃならなくなったら嫌だなあ。まあ、どうせまた数年は出ないと思うけどね。

「どうせまた数年は出ないと思うけどね。」

　甘かった……○|￣|＿

　風呂も入ったんでそろそろ寝んべかと思い、外で寝る猫にお休みでも言いに行こうと庭に出た時、ガラス窓に怪し気な黒い物体の影が！？　体長2.5cmばかりなるクロゴキの成虫がガラス窓と網戸の間にうごめいていたのだ！
　すぐさま家の中からゴキジェットプロを持ってきて、地面に逃げたところをプシュ〜！！　そろそろゴキジェットも中身がなくなってきて元気がなかったので時間がかかってしまったが、なんとか仕留めることができた。
　それにしても、こんな短期間に２度も…。いったいどこから…？！

　やっぱり俺が連れてきちゃったのかな？
　　　　　　　　　連れてきちゃったのかな？
　　　　　　　　　　　連れてきちゃったのかな？

　でも東京に出てたのとちょっと姿が違う気もするし、今回は外に出たわけだしなあ。やっぱりご近所で発生したのが飛んで来たんじゃないかしら（←あくまで自分の家で発生したとは思いたくない）。でもうちは猫が多いからエサとか糞とかでハエもちょっと多いし、そういうのがヤツらを呼び寄せてるのかも知れないな。でも今まではそんなことなかったんだけどなあ。とにかく気をつけねば。

　本屋さんに行ったら、とんでもない本が出ていた。
「ゴキブリだもん」という本で、ゴキブリの種類、生態から食べ方（！）まで、まじめに紹介した本らしい。らしい…というのは、よく中身を見なかったから。だって表紙がでっかい黒ゴキブリ８匹の生写真！　いくら歴戦によって免疫がついたからといっても、手に取ったり、あわよくば買うなんて気にはなれない。新刊として平積みされてたのを、ページの端っこを持っておそるおそる数ページ見ただけだ。中は全ページカラーらしい。世界中のいろんなゴキブリが写真付きで載っていた。

　この本をレジの女性店員の所に持っていったらどういう反応示すかには興味があったけど（笑）、それ以上見ることなく帰って来た。
　でかいゴキの生写真の表紙とは、出版者も思いきったことをしたな。作る方も気持ち悪かっただろうに。書店員だって棚に並べるの嫌だったろうなぁ。つーか、この本売れますかね？　内容はともかくも、表紙で引いちゃうと思うんだけど(^^;)
　この本とサッチーの写真集のどっちかを選べと言われたら困ってしまうくらいのおぞましさだ。

　ところで実家でのその後のゴキはどうしたかって？　半月ぐらい前、二階のベランダにまた一匹死んでましたですよ。この家もそろそろヤバいんですかね？

　べつにGは出てないんだけど、今年の締めくくりとしての更新です。

　おかげさんで、あれ以来Gにお目にかかることなく、クソ暑い夏を乗り切ることができた。宇都宮はもうすっかり冬ですよ。寒いですよ。この寒い冬をヤツらは生き延びちゃうんだよね。よっぽど夏のうちに働いて食い物でも集めておくんだろうか。アリさんのように？　違うね。ヤツらは暖房であったかい人間様の家の中でぬくぬく年を越すのだ。
　K-1で曙とボビー・オロゴンが戦っているのを見ている時、あなたと一緒になって見ているかもしれないのだ。お・そ・ろ・し・や……。でも冬はさすがにヤツらの活躍活動も鈍るので、たたくなら今ですぞ！

　今年は異常気象でクソ暑い年だった。来年はGの出ないさわやかな年になるといいですね！　いい年は俺か……鬱。

　さあ久しぶりの更新です。今年最初の更新ですな。実家に帰って、多少G経験もしたわけなのですが、東京の狭いアパートの時とは大きな違いで、かなり楽な戦いでござった。

　親の介護で１年間ばかり無職だったのでありますが、GW明けにとうとう職に就きました。病院での事務なんですけどね。
　それはともかくも………この病院、時々出るらしいですョ！　コンバットみたいのが床に置いてありました。しかも茶バネじゃなくて黒い悪魔の方らしいですョ。
　いや、病院の建物自体はとってもきれいなんですけどね。やっぱりどんなきれいな所でも出る所では出るんだね。まあ基本的にはノラゴキだと思うけどね。

　ともあれ、またヤツらと戦うことになりそうな予感。予感というか、悪寒。いやだなあ……。

　実にバラエティに富んだ天気だった日の夜、自室でサイトの更新をしていたら、窓ガラスに何かぶつかる音が。体長３cmばかりなる黒ゴキが部屋の明かりに誘われてやってきたのだ。
　そいつは２〜３度続けて窓に激突するという驚異的な学習能力のなさを見せつけた後、何処へともなく去って行った様子であった。

　地球温暖化が関係あるのかないのか、この栃木県は宇都宮でもヤツらの活動が増えているような印象を受ける。つーか、去年も家の内外で出たし！　子供の頃はまったく出なかったんだけどな。家の中で発生したわけではなさそうなのが救いである。

　それにしても俺の行く所、ヤツらが付いてまわるような気がしてイヤだ。まさか俺、ゴキブリに嫌われてる？　イヤガラセされてる？　死んだらゴキブリ地獄に落とされたりする？　ひえ〜〜〜〜〜っ