2003年の戦いが今日から幕を開けるのであります。
　別にさっそくヤツらとご対面したわけじゃなく、予防措置をしてしまおうという話。

　GuestBookに書き込んでくださった珊瑚さんの「アロマテラピー用のクローブというオイルをヤツらは嫌がるので、脱脂綿に染み込ませて置いておけば忌避効果がある」という方法を実践してみるのであります。

　ネットで検索してみると、クローブは料理にも使われるスパイスの一種で、バニラのような香りがするとのこと。また、ゴキブリ駆逐にも効くとちゃんと書いてある。バニラの香り…いいね。よくデパートの食品売り場付近を通ると、バニラの香りがして妙に食欲がそそられることがあるけど、あんな感じの匂いがするんだろうか。例えゴキブリ予防に効かなくとも、部屋に心地のいい香りが漂って、都会の孤独な生活を癒してくれるかも知れない。

　東急ハンズのアロマテラピーコーナーで、クローブのエッセンシャルオイル（精油）を見つける。直接匂いをかいでみるが、想像していたお菓子作りに使うバニラエッセンスの匂いとはほど遠い。悪臭ではないけど、あまり人間様もかいでいたくない感じの匂いだ。バニラよりもハッカに似ていて、スパイスと言われれば「そうかな？」っていう感じ。ゴキブリ駆逐はともかく、アロマテラピー効果については、先行きちょっと不安に。

　値段は、5ml入りの小瓶に入って1000円だ。2〜3000円近いエッセンシャルオイルもあるので、まずまずの値段なのかも知れない。本来アロマテラピーとしてちゃんとやるなら、火であぶるための器を用意するのだが、そこまでやる気はないので、買うのはこれだけにする。

　説明書によると、使用方法の一つとして、ティッシュまたはハンカチにオイルを2〜3滴たらし、香りをかぐとある。ゴキブリ駆逐の場合も、このやり方でいいだろう。かねて用意してある脱脂綿に数滴染み込ませ、ヤツらが侵入してきていると思われるアルミサッシのレールの所に置いておくことにする。こんなもんで効果があるならめっけもんである。教えてくださった珊瑚さん、どうもありがとうございました。
　オイルが手に付いてしまい、ちょっとくさい…。原液をそのままかぐもんじゃないね。

　ところで、正月に帰省先の宇都宮から帰郷しようと駅の外の階段を上っていたら、途中にクロゴキがいやがりましたですよ。生きてるか死んでるかわかんなかったけど、「正月早々…(T_T)」と思ったのは言うまでもない。あんな寒い時に出るとは、だてにビッグバン以来人類を苦しめていませんな。

　クローブの香りで忌避効果を狙ったのが功を奏しているのか、それとも汚染の元凶であった二つ隣の部屋のゴミ男が出て行ったせいなのか、今までヤツらの姿を見ることはなかった。
　しかし、今日とうとう床を這うチビゴキ5mmを発見してしまった。このまま何事もなく夏を乗り切れるとは思っていなかったが、やはり少し残念だ。

　もし仮に今までクローブの忌避効果のおかげで侵入を防いでいたのだとしても、そろそろ匂いを染み込ませた脱脂綿が古くなって匂わなくなってきているようなので、それで入って来たと考えることもできる。チビをティッシュで圧殺せしめるとともに、新しい脱脂綿にオイルを染み込ませてレールに置いておいた。

　侵入してしまったのがこの一匹だけとはとても思えないので、新しいホイホイも調達してくることにしよう。念のためにと仕掛けておいたホイホイに、いつの間にか中〜大型のヤツらがかかっていたなんて毎年のことだし。

　今日は朝から小雨がパラついていたけど、今年の梅雨はあんまり雨が降らない。やっぱり降るときに降った方がゴキブリの繁殖にも適するんだろうか？　そんなことにおかまいなしに増えているような気もするが。

　銀行のカードがすり減ってお金がおろせなくなってしまったので、先週金曜に交換の手続きをした。今週中に郵送されると言われたのだが、今日も届かなかった。おかげで隅田川の花火大会に行けなかったじゃないか。夏休みに入ったので、月曜には田舎に帰省しようと思っているのに、これではいちいち通帳とハンコでお金をおろしてこなければいけない。頼むよ、みずほ銀行。

　そんな週末（どんな週末だ）、シャワーでも浴びてとっとと寝ようと思った26時半、ユニットバスの中には毎度おなじみのチビゴキ5mmがおったげな（市原悦子の声で読もう！）
　こげなチビゴキごときで驚くTANGOどんじゃなかったから、ガキゴキはバスマジックリンの泡に、あっさりと昇天してしまったとさ。めでたしめでたし。

　出るのが毎度この程度のサイズのやつだったらいいんだけど、お父さんお母さんと一緒に入ってきてる場合があるから厄介だよね。油断は禁物。クローブの香りの脱脂綿も、そろそろ取り換えなきゃと思ってたところだったし。でも、例年に比べるとまだ少ない方だね。

　部屋の方は相変わらずあんまり片づいてない。結構捨てられない物が多くてね。でも月曜に田舎に帰省する時に、DVDにダビングしたビデオはいくらかでも持ち帰るつもり。

　丸一ヶ月ほど、大きな動きはなかった。冷夏のせいか、ゴミ男がいなくなったせいか、はたまたクローブの香りのせいか？
　しかし、怪しげな事がなかったわけではないのだ。８月の上旬頃だったと思うが、仕事から帰ってきてバスタブの中を見ると、黒い粒が２、３…。朝シャワーを浴びたので、仕事に行っている間に付着したのは間違いない。ヤツらのフンの可能性が高いが、紙で取ってみた感じでは断定はできなかった。

　それから約一月後、今日またバスタブに黒い粒が…。前回もそうだったのだが、ちょっと気を抜くとカビが生えてしまう蛇口の辺りからはかなり離れた位置なので、カビの成れの果てが落ちたとは考えにくい。それに一つは少し離れた場所に落ちていた。やはりヤツらのフンだと考えるのが妥当だろう。フンの大きさから想像すると、中型以上と思われる…(-_-;)

　クローブの香りの綿を取り換えるのを怠ったせいか？　それとも、あまり出ないのをいいことに、２〜３年ばかり封印していた片方のサッシを久しぶりに開けて換気を行ったせいか？　冷夏のクセに時々死ぬほど蒸し暑い日があったから、「外よりジメジメしてて住みやすそう〜♪」かなんか言いながら家族連れで入ってきたんじゃないだろうな。

　どこから侵入したかはもうどうでもいい。ほんとはどうでもいいわけじゃないんだけど、調べようがないからね。とりあえずクローブの香りの綿を取り換え、新しいホイホイを追加してみたが、はたして成果が上がるだろうか。
　実際どれほどの大きさのヤツが隠れているのか知れないが、狭い部屋のどこかにいるのかと思うとぞっとするね。

　何年こんな事やってるのかわかんなくなってきて、とっくにうんざりしてるけど、ゴキブリ駆逐のためならば、七度転んで八度起き…である。

　９月になったのに、暑苦しい毎日が続いている。８月はあんなに涼しく、夏らしくなかったのに。異常気象だね。
　敬老の日でお休みの今日も、クーラーばかりでは不健康なので、窓を二つとも網戸にし、扇風機を使って空気を回してみた。油断大敵はわかってるけど、閉めっ切りも嫌だからね。

　そのせいなのか、夜シャワーを浴びていたらユニットバスの壁に5mmのチビが…。

「お逝きなさい！」

と、釈由美子の気分でカビキラーをプシュ。逝っていただきました。

　ところで「スカイハイ」ってどんなドラマだったんだ。「お逝きなさい！」の番宣しか知らないんだわ。
　スカイハイっつったら、やっぱりミル・マスカラスだよなぁ。元々ジミー・ウォング主演の香港映画の主題歌なんだよね。見てないけど。ジグソーってグループもいったいどういうバンドだったのやら…。どうでもいいですね、スイマセン。

　前回更新時はあんなに暑く、ロフトでひーひー言っていたのに、先週から急に寒くなり、毛布や掛け布団がないと寒くて眠れなくなってきた。一気に秋が加速している。

　秋分の日の今日、友達と一緒に飲んで帰って来て、玄関脇に立て掛けた傘の辺りを見ると…身の丈1cmばかりなる怪しげな黒虫が逃げ隠れたるところであった。ユニットバスに時々フンをしていたヤツが、とうとう出てきたようである。
　買ってきた荷物を置き、慌てずにゴキジェットを手に取り、周辺の物をどかしていく。ほうきをどかすと、その陰に先ほどのやつと同じぐらいのヤツがひっくり返って息絶えている。ゴキジェットをプシュっとするが、噴射にまかせて飛ばされるだけだ。死んだふりをしているのか？　それとも数秒の間に死んでしまったのか？

　さらに物をどかすと、今度こそさっきのやつが出てきた。こちらも慌てずにプシュっとな。どうやらこの２匹は兄弟だったらしい。

　これまで5mmくらいのやつが数匹出ていたが、それと一緒にどこかからうちに集団疎開してきたようなヤツらだったのだろう。これまではなんとか隠れていたが、寒くなり動きが鈍ったところでとうとう俺に見つかってしまったというわけだ。ひょっとしたらまだ数匹いるかも知れないけど、これぐらいの大きさだったら怖くはないぞ。
　今年は異常気象のせいか、ほんと少なくて楽だったわ。クローブの香りも案外効いていたのかもね。