クソ暑い日々が帰ってきた。
　一体あと何匹出るのだろう？　帰宅後、ビールでも飲もうかと思い、冷蔵庫の横に目を移すと、そこには虫の息でひっくり返っている約1.5cmの幼虫がいた。なぜか足が一本取れて横にぶんながっている。うんざりである。
　オペレーションＧ以前に侵入してきていたヤツなのか、オペレーションＧが効果ないのか判断はつけかねるが、後者のような気がするのがいやなところだ。
　とりあえずそいつのことはガムテープで引っ付けてゴミ箱にポイした。

　念のため仕掛けてあるホイホイもチェックである。流しの下の扉の中は異状なし。流しの下も異状なし。部屋の入り口の所も異状なし。冷蔵庫の裏も異状なし。よく出る本棚の下は異状あり。7/16にチェックした時にかかったままのチビの隣に、先ほどのよりは小さいが、チビゴキよりもでかい1cm程度のが一匹かかっていた。

　重ねて言うけど、もううんざりでございますわよ。オペレーションＧ以前に侵入していたヤツらでないのなら、あとはアルミサッシの隙間か、トイレか、ユニットバスの排水口ぐらいしか考えられない。アルミサッシは開け閉てしなけりゃガムテープで塞げないこともないけど、換気できなくなるんじゃいやだしなぁ…。
　夏の間だけ二つあるサッシのうち隣家と隣接している方だけ塞いでみるか…。最近はめったに成虫も出ないせいか（出てもすでにホイホイに捕まってる）、ゴキブリがイヤということより、どっから入って来るんだろうという疑問を解きたい気持ちの方が大きい。

　もし今までサッシの隙間から入って来ていたんだとしたら、そりゃあいくらあちこち塞いでも出るわけだよね。もちろんエアコンの裏やブレーカーボックスを塞いだおかげで、でかい成虫の数を減らした効果があったのかもしれないけど。
　それにしても、最近部屋で見かけるヤツはあまり元気がないヤツが多い。ホイホイに捕まっているヤツは知らないが、自由な体で現れるヤツはだ。最近は自炊もほとんどしてないし（ご飯とかすぐいたむんだもん）、案外うちの部屋ってヤツらには住みにくい部屋なのかも知れない。だったらわざわざ入ってくんじゃねー！　と思うのだが。

　ともあれ、今晩片方の窓をガムテープで塞いでみるよ。ああ…でもめんどくせぇ…。

　ここ数日ちょっと涼しい。雨が降らないから首都圏の水瓶がヤバくなってきてるけど。
　サッシの隙間をガムテープで塞いでから平和である。何も出てない。やっぱりサッシがガンだったのかなぁ。そんなんイチイチ塞いでいられるか！　て感じだけど。まだ様子を見てみよう。
　ちなみにもう片方の窓は結構じゃんじゃん開放しちゃってる。いけねぇいけねぇ、正確に確認するためにこっちはしめておこう。

　そろそろ初秋の雰囲気が漂いつつある今日この頃、皆様いかがお稼ぎでしょうか？
　8/8からほぼ一ヶ月間、GKDの更新がなかったのは言うまでもありません。出なかったからであります。おめでとー！　日本一！

　ほんとの事を言えば、冷蔵庫の裏のホイホイの横で、1cmに満たない大きさのが一匹“死して屍拾う者なし”状態だった事があったんですけどね。
　それでもこの出なさ具合というものは驚異的であります。毎年毎年どこを塞いでも、決まって大小様々な悪魔たちが俺のプライベートを侵食してくれたんですが、今年はほんっっっとに出ないのであります。

　GKDに届くメールの数が例年に比べて大変に少ないため、同志toriさんのサイトに顧客（？）を奪われたのでなければ全体的に出ない年だったのか？　とも思いましたが、そんな生やさしいやつらでないことは皆さん御存じのはず。強いてあげれば６月後半から異常に暑かったため、渇水を起こしてヤツらがみんな死んじまっただ〜♪　という事態に陥っていたのかも知れませんが、それは神のみぞ知るところ。

　と、とにかくヤツらの数が例年並みであったとして、それでもなおうちに侵入してくるヤツらが少なかったという事は、これは…あの…つまり…長年夢に抱いていた……

　ゴキブリ駆逐にとうとう成功したんじゃないだろうか！？

　と、思うのであります。まあ、毎年似たような事を言ってる気がするので、どなた様も話半分に聞いておいた方がいいと思いますけれども。

　とどめの一撃になったのは、隣の家の壁と接していて、いかにも出そうな側のアルミサッシの隙間をガムテープで塞いだ事でしょうな。つまり、ヤツらはなんとアルミサッシのレールの下や、隙間をくぐって俺んちに侵入して来ていたというわけです！　もちろんそれは主に5mm程度のチビがほとんどで、数cmクラスのヤツはうっかり網戸なんかにしておいたときに網戸の隙間などから忍び込んでいたに違いないのです。
　忍び込んだ現行犯を目撃した事ないし、それだったら網戸にびた〜っと貼り付いてるようなヤツの一匹でも目撃してもよさそうなもんだけど、どうやらヤツらの知能は我々の想像を絶しているようで、人間の見ていない時を見計らって、網戸やサッシの脇の方からこそこそっと入ってくると推理できるのだよ明智君。

　そんなわけでGKD総統・TANGO以下、小林少年率いるりんごのような頬を持った少年探偵団のみんなは「ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」とシュプレヒコールを挙げるのでありました。
　長かった戦いにとうとう終止符が打たれたような気がしないでもない。積み木はまたくずれるかもしれないが…って、これ前に使ったネタだな。
　みんなもどうか気をつけて欲しい。ヤツらは普通は通れないと思うようなアルミサッシの下をもくぐってくるのだ（ちっちゃいヤツだけだと思うけどね）。いい加減な作りで隙間が空いているようなサッシなら、でかいヤツも入ってくるかも知れない。
　だから、もしあちこち塞いだのにまだ入って来ると思ったら、俺と同じようにアルミサッシをガムテープで塞いでみるといいかも知れない。
　さあ、これでとうとうGKDグランドフィナーレを迎えられるのか？　こんなこと書いた翌日あたりにまた出たりしてな。