愛と感動の闘病記《最後の一葉》
入院決定！
３月１日（金）
痛度９になる。
３月２日（土）
バンドのスタジオ練習。重たい荷物持ってるくせに、逆に痛みはほとんどない。不思議。
痛度２。
３月３日（日）
再び痛度９。
なんとか這うように歩くことはできるが、電車の中などは苦痛の表情を崩せない。
３月４日（月）
かなり痛かったのだが、無理して仕事に行く。
デスクワークでイスに座ってるだけでひどい痛みが襲ってくる。食欲もなく、午後などは20分おきに休憩室のソファーの上で悶絶していた。今までで最悪の痛み。
痛度１２。
帰宅後すぐに横になるが、寝てても痛い状態。布団が上にかかってるだけでも痛い。
３月５日（火）
硬膜外ブロック注射 ブロック注射のため午後半休のつもりが、痛すぎて朝から欠勤に。
Ｔ外科病院に行き、４時３０分頃、１時間３０分遅れで注射。
注射後少し横になっていたせいか、痛みが緩和されたような気がしたが、薬をもらうのに待っている間に徐々に痛くなる。
結局痛度１１。
家で寝ててもやはり痛い。どうやら月曜日までの無理がたたって、足自体も痛めているようだ。
３月６日（水）
注射前に比べ、ほんのちょっとだけ楽になったような気もしたが、とても出勤できるほどではなく一日欠勤。
イスに長い時間座っていると痛度８～９あたりが襲ってくる。
３月７日（木）
痛くてずっと入浴してなかったので、昼間久しぶりにシャワーを浴びて頭を洗う。今日はシャワーを浴びても痛みは良くならず、立ってることすらできなくなった。
布団で寝ていても痛くなる始末で、夜の7:30にＴ外科病院に行き、夜間診療してもらう。
痛度１４。
当直医しかおらず、とりあえず看護婦さんに左肩に痛み止めの（おそらく）麻薬系の筋肉注射を打ってもらう。麻薬初体験。“これで俺もSex＆Drug＆Rock'n' Roll！”などと思う余裕もなく、処置室のベッドでそのまま休み、楽になったところで帰宅。
薬のせいで、軽い吐き気があった。麻薬なんてやるもんじゃありません。これからはまじめに、やさしく、くじけずに生きていきます。（←シンプソンズのネタ）
３月８日（金）
筋肉注射を打ってもらったその夜午前０時頃より、薬が切れてきて、再び痛みがひどくなる。
痛度１４。
朝９時になれば専門医の診察が受けられるのでがまんして眠ろうとするが、もうがまんできないと思い、再度病院へ。午前４時３０分のことである。
昨日と同じ看護婦さんに今度は右腕に点滴の麻酔を打ってもらい、徐々に楽になる。
２度にわたって苦痛から解放してくれたその看護婦さんの姿が、天使に見えたことは言うまでもない。
８時から外来の受付開始、９時から診察開始なのだが、急患ということで寝たまま専門医である院長の回診を受ける。もう苦しいのはごめんなので、手術を前提に処置してもらうことにする。
薬が効いたせいなのか、一時立つのには問題がないほど痛みが引くが痛度３。手術の日以外を外来で通院することも考えたが、大事を取って入院することに決めた。
