脊髄の知識
脊髄の図
椎骨の中の空間である椎孔を縦に走っているのが脊髄だ。
脊髄は脊柱管の中に入っていて、日本人の男性の場合約４１cm〜４７cm、女性の場合約４０cm〜４５cmの長さがある。
脊髄は上の方では延髄（えんずい：アントニオ猪木の「延髄斬り」でおなじみ）につながっている。
下の方は第１腰椎と第２腰椎の境の高さで終わっていて、これより下の脊柱管には脊髄がない。（脊髄から長く伸びる神経が伸びている）
上の図は背骨（脊柱）と脊髄および脊髄神経の関係を模式的に表したもので、脊髄からのびる脊髄神経によって、グループ分けされている。
腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰神経以下が圧迫されるわけだ。
腰椎の断面図
腰椎の断面は上の図のようになっている。脊髄や神経根を包んで守っているのが硬膜だ。
硬膜の中にはさらにくも膜、軟膜という膜がある。
この三層の膜によって脳の方までずっと覆われている。
