The BLACK ONYXシリーズ

一通りの準備が整ったら冒険の開始である。まずはウツロの町を探検する。

ウツロの町は元々炭鉱の町で、鉱脈にそって地下深くまで坑道が掘られていた。しかしかつてこの地を訪れた魔法使いがBLACK ONYXとFIRE CRYSTALを坑道と寺院の奥深くに隠し、それを多数の怪物どもによって守らせたことにより、それを求める冒険者たちが集まる町になった。
町の空は魔法の呪いによって昼のない闇の中に閉ざされてしまっている。

Arnoldの経営する酒場

酒場を備えている宿屋で、人がよく集まる。

４部屋あり、戦いに疲れた戦士たちが休息している。

名前を変更することができる。
GameBoy版では最初から市役所だが、パソコン版ONYXではJAIL（牢獄）になっていて、FIRE CRYSTALでは市役所に変わっているといった、時間の経過を感じさせる凝った作りだった。
名前を変更するに足るだけの所持金を持っていないと、窓口をたらい回しされるのが面白い。
JAILでは悪人たちによく遭遇する。

お金は一人当たり15,000GPまでしか持ち歩けないので、それ以上は銀行に預けることになる。
預けても利息などはつかないし、引き出しても手数料は取られない。

魔法の力によって固く封印されている。扉の中には幽閉されたより一層たちの悪いモンスターや、Oracle（賢者）がおり、その先にはONYX以上の魔力を持つ秘石FIRE CRYSTALがある。

扉の中に入るには、２作目「FIRE CRYSTAL」を待たなければいけない。

ウツロの町の中と外をつなぐ出入口。
ゲーム開始時にプレイヤーがいるのがこの前。ちょうど門を通って町にやってきたというわけだ。

シリーズ３作目「MOON STONE」においても、外の世界へと旅立つための出口になるはずだった。

本来、シリーズ４作目の「ARENA（仮題）」において入ることができるようになる場所だった。構想としては一種の格闘ゲームのようになるらしかった。

GameBoy版で一応入れるようになり、自分の分身キャラやGameBoyどうしをケーブルでつないだ相手のキャラと戦うことができるようになった。でも、いまさら近くにONYXやってる友達なんかいねぇよ〜。自分の分身キャラと戦うというのも、なんか引き分けばっかりだったような…。

正面にある黒い塔がBlack tower。

タワー周辺では稲妻が光り、雷鳴が轟いている。

かつては町最大の給水所だったのだが、地下迷宮が形成されたことによって水脈が断たれてしまい、枯れ井戸となった。
底には嫌なものが住み着いてしまっている。

右側の壁には本来「THE WELL」と書かれてると思うのだが、俺がやったFM-7テープ版では「THE WALL」になっていた。たしかに壁には違いないけど、この場合やっぱりWELLじゃない？　他機種のバージョンではどうだったんだろう。GameBoy版にその表示はない。

昔は亡くなった者は現在迷宮になっている地下坑に埋葬する風習だった。
しかしそこが怪物たちに乗っ取られてしまってからは、テンプル敷地内の土地に埋められるようになった。
それでも最初は地下に埋めようと穴を掘ったのだが、そこまで乗っ取られてしまった。

元々は地下の炭坑兼墓場へと通じる入り口があったのだが、昔、魔法使いが怪物と戦ったときに破壊されたらしい。

入り口の両脇に狛犬のように置かれたBeast像が「入ってはならぬ！」と知らせてくる。入ってはいけないと言われると入りたくなるのが人情というもので…。

Black tower付近の扉を開くと表示される謎のメッセージ。

これがオニキスに近づくための謎を解く鍵となることは、今ではみんな知っている。

最初は身を守る鎧もなく、武器も貧弱なナイフだけなので、戦うことはもちろん、地上を歩き回ることすらおぼつかない。まずはアイテムショップに行って装備を整えることから始まる。

アイテムショップはWEAPONS（武器店）、ARMOURS（鎧店）、SHIELDS（盾店）、HELMS（兜店）に分かれている。それぞれの店に入り、所持金に応じた装備を購入する。所持金の多いキャラクターが、他のキャラクターにアイテムを買ってやることもできる。

ショップを出た所に病院があり、ダメージを負った場合に治療ができる。治療費はダメージの程度に応じて異なる。

中には検査室があり、LIFE以外のSTR、DEX（敏捷性）の値を数値で知ることができる。

また薬局があり、薬の入れ物と薬を買うことができる。薬の入れ物は一人一つまで、薬はその中に５個まで入れて所持することができる。これにより、冒険の途中でケガをしても、薬の続く限りは病院に戻ってくる必要はなくなる。
薬はパーティの中で他のキャラクターのために使うこともできる。